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現代演劇と演芸が担当、年間350本以上の舞台を鑑賞する濱田元子・論説委員のコラム。2025年4月から担当しています。

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「孝行娘」の金フィーバー=坂東賢治

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 オリンピックでの10点満点といえば、1976年モントリオール大会で共に10点を出した女子体操のコマネチ(ルーマニア)とキム(ソ連)の名勝負が思い浮かぶ。

 東京オリンピックでは女子高飛び込み決勝で、中国代表の全紅嬋(ぜんこうせん)選手(14)が2度、7人の審判員全員から10点満点を引き出した。しぶきを上げない「ノースプラッシュ」の完璧な演技を続けた。

 身長143センチと小柄な全選手は3月に14歳になったばかり。東京五輪が延期されていなければ年齢制限で出場できなかった。中国選手団の最年少選手でもあった。

 貧しい農家に育った全選手は「母が病気なので、お金を稼いで治療を助けたい」と語り、中国メディアは「孝行娘」の美談として大きく報じた。

 中国は東京五輪で…

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