<moku-go>
オリンピックでの10点満点といえば、1976年モントリオール大会で共に10点を出した女子体操のコマネチ(ルーマニア)とキム(ソ連)の名勝負が思い浮かぶ。
東京オリンピックでは女子高飛び込み決勝で、中国代表の全紅嬋(ぜんこうせん)選手(14)が2度、7人の審判員全員から10点満点を引き出した。しぶきを上げない「ノースプラッシュ」の完璧な演技を続けた。
身長143センチと小柄な全選手は3月に14歳になったばかり。東京五輪が延期されていなければ年齢制限で出場できなかった。中国選手団の最年少選手でもあった。
貧しい農家に育った全選手は「母が病気なので、お金を稼いで治療を助けたい」と語り、中国メディアは「孝行娘」の美談として大きく報じた。
中国は東京五輪で…
この記事は有料記事です。
残り694文字(全文1032文字)