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大阪ビル放火

2021年12月17日、大阪市の繁華街「北新地」の雑居ビルで火災が発生し、容疑者を含む27人が死亡しました。

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容疑者宅に「大量殺人」の手書きメモ 府警が押収 大阪ビル放火

谷本盛雄容疑者の自宅とされる3階建て民家=大阪市西淀川区で2021年12月18日午前10時23分、本社ヘリから加古信志撮影
谷本盛雄容疑者の自宅とされる3階建て民家=大阪市西淀川区で2021年12月18日午前10時23分、本社ヘリから加古信志撮影

 大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで院長の西沢弘太郎さん(49)らが死亡した放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)宅とされる民家から「大量殺人」と書かれたメモが押収されていたことが、捜査関係者への取材で判明した。同じ室内には36人が死亡した「京都アニメーション」放火殺人事件を報じる新聞紙面も残されていた。谷本容疑者は事前に大量のガソリンを購入しており、大阪府警は強烈な殺意と計画性を裏付ける重要な物証とみて動機の全容解明を急ぐ方針だ。

 捜査関係者によると、谷本容疑者の自宅とされるのは大阪市西淀川区の3階建て民家。クリニック放火事件の約30分前に出火した民家の2階一室を調べたところ、燃えた床の周辺で「大量殺人」と手書きされたノートの紙片が見つかった。他にも「消火栓をどうするか」という趣旨の内容を記載した紙切れもあったが、大半が焼け落ちて解読できない。府警は谷本容疑者本人が書いた可能性が高いとみて筆跡鑑定を進める。

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