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京アニ放火殺人

2019年7月、京都アニメーションのスタジオが放火され、社員ら36人が死亡、32人が重軽傷を負いました。

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京アニ放火事件を伝える碑、14日午後から一般公開 宇治市の公園内

京都アニメーション第1スタジオの跡地=京都市伏見区で2024年1月25日午後3時21分、本社ヘリから西村剛撮影 拡大
京都アニメーション第1スタジオの跡地=京都市伏見区で2024年1月25日午後3時21分、本社ヘリから西村剛撮影

 36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、京アニや遺族有志などでつくる会は5日、京都府宇治市の公園内に事件を伝えるために建立する碑を14日午後2時ごろ以降に一般公開すると明らかにした。14日午前は同社関係者らによる式典が行われるため、同社は「一般公開前の来訪は控えてほしい」としている。

 碑は「志を繋(つな)ぐ碑(仮称)」とし、「お茶と宇治のまち歴史公園」内に設置する。切り株から36羽の鳥が飛び立つ様子を表現したデザインで、東京芸術大の教授などが制作した。同社は「世界中からお寄せいただいた祈りと支援、すべてへの感謝と願いを長く記憶にとどめる象徴としての碑を設置いただけることになりました。すべての方々に、心より感謝いたします」としている。

京都アニメーション放火殺人事件を伝える碑の最終デザイン案。14日午後2時ごろ以降、一般公開される=「志を繋ぐ会」提供 拡大
京都アニメーション放火殺人事件を伝える碑の最終デザイン案。14日午後2時ごろ以降、一般公開される=「志を繋ぐ会」提供

 同社は事件現場となった第1スタジオ(京都市伏見区)の跡地にアニメ制作などを行う建物を建設し、慰霊碑を建立する予定。【水谷怜央那】

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