消える歴史的モニュメント 秋田・大館市本庁舎、8月解体へ

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解体されるらせん階段。真上には明かり取り窓つきのドームがある=大館市の西側本庁舎で2021年2月19日、田村彦志撮影
解体されるらせん階段。真上には明かり取り窓つきのドームがある=大館市の西側本庁舎で2021年2月19日、田村彦志撮影

 秋田県大館市の本庁舎周辺で建築工事をしていた新本庁舎が完成し、5月の大型連休明けに開庁するのを受け、8月にも現本庁舎の解体工事が始まる。現本庁舎の西側庁舎は、1953年に官庁街を焼失した風呂屋町大火を受け、翌54年に建築された鉄筋コンクリート造り3階建てで、市では初の庁舎だった。玄関正面には歴史的モニュメントとされるらせん階段とドームが備わり、65年以上市民に親しまれてきた。市に現状保存する考えはなく、解体される見通しだ。消える歴史的モニュメントの事情を探った。【田村彦志】

 市中心部の中城地区にある本庁舎は西側庁舎と、76年などに増築された鉄骨造り3階建ての東側庁舎からなる。西側庁舎の延べ床面積は、東側庁舎に比べて約800平方メートル広い約2700平方メートル。玄関ロビーからドームがある4階までアールデコ様式のらせん階段が通じ、真上には直径約6メートルのドーム型の水玉模様に似た明かり取り窓があり、階段とドームが一体になった構図が目を引く。

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