高松赤十字病院

「残業上限緩和」も協定違反10人

医師の残業上限を緩和していたことが明らかになった高松赤十字病院=高松市で、岩崎邦宏撮影
医師の残業上限を緩和していたことが明らかになった高松赤十字病院=高松市で、岩崎邦宏撮影

 高松赤十字病院(高松市)が2016年末、労使協定(36協定)を結び直し、医師の1カ月の残業を80時間まで延長できる回数を年4回から6回に増やしていたことが、毎日新聞の情報公開請求で判明した。医師の不足や偏在で長時間労働が常態化しているとみられ、同病院は“上限緩和”を「医師の勤務実態に合わせた」と説明するが、関係者は「働き方改革に逆行する改悪だ」と指摘している。

 労働基準法36条は、労使が協定を労働基準監督署に届け出れば、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えて労働させることができると定める。

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