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国会では、放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男による総務省幹部への接待問題など、政府・与党のスキャンダルに注目が集まり、2021年度予算案の審議にも影響を及ぼした。その規模は過去最大の106兆円超という巨大予算。長引く新型コロナウイルスの感染対策の名の下、財政規律は緩みがちなのだ。本当に無駄なお金の使い方はないのか、そこで「仕分けの女王」立憲民主党の蓮舫代表代行(53)と共に点検してみた。
「『(世界)2位じゃだめなんですか』はいまだにメディアで流れますからね。短いフレーズで使い勝手がいいんですよ」。参院議員会館の事務所を訪れると、蓮舫さんはそう苦笑いした。旧民主党政権が始めた「事業仕分け」。09年11月、仕分け人だった蓮舫さんはスーパーコンピューター開発計画について、官僚らに「世界一が必要な理由」を問いかけた。舌鋒(ぜっぽう)鋭く追及するその姿は、繰り返しテレビで報道され、「言い…
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