環境のバイデン氏vs減税のトランプ氏 世界経済にどんな影響?
毎日新聞
2020/10/28 19:47(最終更新 10/28 22:33)
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11月3日投開票の米大統領選は、米国の経済・通商政策の行方を大きく左右する。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領はともに「製造業重視」「対中強硬策」を掲げるが、気候変動問題に対する立場の違いを主因に、国際社会へのアプローチは正反対だ。環境重視・国際協調のバイデン氏と減税・単独主義のトランプ氏。選挙結果は日本を含む世界の経済や政策運営にも影響を与えそうだ。【ワシントン中井正裕】
バイデン氏は「気候変動対策」を最重要政策に
「気候変動は人類の存亡に関わる脅威だ。我々にはそれに対処する道徳的義務がある」。バイデン氏は22日の候補者討論会で語気を強めた。
選挙戦が進むにつれ、バイデン氏は気候変動対策を最重要政策と位置付ける姿勢を鮮明にしている。この日は、石油・ガス産業を抱える東部ペンシルベニアや中西部オハイオなど接戦州で不利に働く恐れも覚悟の上で、石油・ガス産業への連邦補助金を長…
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